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スポーツ医学
総合センターは
2つの新プロジェクト
を開始します。

新しいPRP療法と、
一人ひとりに適切な運動処方を提供します。

当施設について ABOUT

スポーツ医学総合センターは2つの新プロジェクトを開始いたします。

  • 多血小板血漿(PRP)療法私たちは新しい自己多血小板血漿(PRP)療法を提案します。
  • 『運動』の『処方』 確かなエビデンスに基づく、一人ひとりに適切な運動処方を提供します。

ご挨拶 MESSAGE

このたびKeio Sports & Medical Fitness Centerを開設致します。このセンターでは「再生と運動」をテーマにPRP(Plate Rich Plasma/多血小板血漿)療法とMedical Fitnessという二つの医療を展開します。

PRP (platelet rich plasma)療法は、自己血液を遠心分離して血小板や生理活性物質(サイトカイン)を多く含む分画を患部に注入する治療であり、スポーツなどによる外傷・障害や変形性関節症の治療として直近10年ほどの間に急速に広まりました。一方で、作製したPRPの組成はまちまちで、実際には投与する側もされる側もPRPの中身(血小板やサイトカインなどの量)は分からず、したがって、どのようなPRPがどのような病態に効くかなど医学的根拠が希薄でした。私たちはこの問題を解決すべく、株式会社AdipoSeedsとの技術協力により、これまでと異なる遠心分離法を使い既存のPRPよりも血小板回収率がはるかに高く、「中身の分かる」安心なPRPを作製し患者さんにお届けします。この特許技術を使い、治療実績を重ねるごとに、よりPRP療法の効能、適応と限界など、PRP療法のしっかりとした医学的根拠を構築できます。

Medical Fitnessでは「運動を処方」します(運動療法)。運動療法とは、病気の治療や予防のために運動を行うことです。運動療法と食事療法を併せて実施することは、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の予防・改善に役立ちます。また、運動は心血管疾患や脳血管障害のリスクを減少、変形性膝関節症や変形性股関節症の疼痛を改善、骨密度を増加、高齢者の認知機能を改善など、ほとんどの疾患において有益であることが分かっています1)。その一方で、運動の必要性、運動をしなければいけないことは分かっているけれど、どうすれば良いのか分からない、始めるきっかけがないという方が多くいらっしゃいます。
私たちは、運動が必要な方、運動を始めたいと思っている皆様に、一人ひとりの健康状態、病態に合わせ、確かな医学的根拠に基づく適切な『運動を処方』します。

PRP療法とMedical Fitnessという両輪で行う当センターの医療サービスは、医療とヘルスケアの橋渡し的存在として、アスリートやスポーツ愛好家から運動を必要とする中高齢の方々まで、多くの皆様のQuality of Lifeを高め、健康寿命の延伸に貢献いたします。

慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センター教授佐藤 和毅 1)Physical Activity Guidelines Advisory Committee Scientific Report 2018, Department of Health and Human Services USA
慶應義塾大学医学部
スポーツ医学総合センター教授
佐藤和毅
1)Physical Activity Guidelines Advisory Committee Scientific Report 2018, Department of Health and Human Services USA

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